CT検査を受診される方へ
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CT検査とは
CTとは、「Computed Tomography」の略でコンピュータ断層撮影といいます。
CT検査は、X線を身体の周りから照射し、体内を透過したX線量をコンピュータで処理することによって体の輪切りの画像を得ます。
身体のあらゆる部位の内部構造を画像化することが可能です。
一般のレントゲンでは得ることの出来ない詳細な体内の情報を得ることができます。
CT検査を受けるには
基本的に、患者様からの直接のご依頼による保険診療はお受けしていません。主治医の先生にご相談ください。
検査を受けるにあたっての注意事項
印刷用PDF下記に該当する方はCT検査を受けられない事がありますので、前もってご相談ください。
- 妊娠中もしくは妊娠の可能性がある方
X線を使用しますので、原則として妊娠中もしくは妊娠の可能性がある方は、検査を行っておりません。 - 検査前5日以内に、バリウム検査を受けられた方
バリウムが腸内に残存していた場合、検査がうまくいかないことがあります。
必ず来院時間にお越しください。
来所後、問診票の記入・確認(造影検査のみ)、更衣をして頂きます。
- 検査時間は10~20分です。
- 頚部、胸部、腹部の撮影では息を止めて頂きます。
- 検査により前処置が必要な場合があります。前処置は検査予約時にお伝えします。
※ペースメーカは一部の装置でペースメーカ上のスキャンができない物がございます。装置の確認が必要ですので必ずペースメーカ手帳をお持ちください。
※心臓(冠動脈)CTでは検査開始時刻の30分前にお越しください。また検査に使用する薬剤により、検査終了後30分程度安静にしてからご帰宅いただく場合がございます。
検査前の食事について
検査手技・検査部位によって絶食等の前処置が必要となります。予約時にお伝えする注意事項をお守りください。(下記参照)
造影CT検査(部位に関わらず) | 検査4時間前から絶食。水・お茶なら検査前まで飲水可能。 |
単純CT検査(上・下腹部・骨盤部) | 検査4時間前から絶食。水・お茶なら検査前まで飲水可能。 |
単純CT検査(上・下腹部・骨盤部以外) | 食事・飲水制限なし |
<検査食による食事制限が必要な検査>
- 大腸CT検査
検査前日から食事制限があります。
また、下剤の処方がありますので、検査受診前に一度来所をお願いします。
更衣・準備
撮影部位にボタンやホックなどの金属がありますと画像に影響を与えることがありますので、撮影部位に応じて更衣をして頂きます。荷物は全てロッカーに入れていただきますので、貴重品や必要以上の現金をお持ちにならないようにお願いします。
撮影部位上の湿布などもはずして頂きます。検査着は当方でご用意しております。
造影剤について
検査目的により造影剤を使用して検査する場合があります。
造影検査は依頼先の主治医からご依頼頂いた場合に実施しております。
CTで使用する造影剤は前腕の静脈から行われ、お薬が入る時身体が熱く感じることが多い様ですがすぐに収まります。
造影剤は通常24時間で尿となって身体から排泄されますので、当日は水分を多めに摂ってください。また脱水症状が起こるような激しい運動、当日のアルコール摂取はお控えください。
※以下の方は造影剤が使用できません。該当される方は事前に主治医にご相談ください。
- 喘息のある方(治癒していても5年未満の方)
- 甲状腺機能亢進症のある方
- 以前に造影剤を使用して副作用のあった方
検査の流れ
印刷用PDF- 更衣(撮影部位に応じて)
- 前処置(必要に応じて)
- CT装置のベッドに10分前後ほど仰向けに寝ていただきます。
- 身体を動かさないようにお願いします。
- 検査によっては造影剤を使用する場合があります。検査中、気分が悪くなった場合には検査担当者にお申し付けください。