PET-CT検査を受診される方へ
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PET-CT検査とは
PET-CTは、陽電子断層撮影(PET:Positron Emission Tomography)とコンピュータ断層撮影(CT: Computed Tomography)が一体になった最先端の診断装置です。
PETは、FDG(フルオロデオキシグルコース)というブドウ糖代謝の指標となる薬を注射し、体の中の糖代謝の状況をみることで、腫瘍の広がりや転移状況あるいは治療効果の判定、再発の診断などに利用されています。
CTを同時に撮像することにより、PETで検出された病変の正確な位置の特定が可能です。10分程度の撮像時間でほぼ全身の評価が可能です。
PET-CT検査を受けるには
基本的に、患者様からの直接のご依頼による保険診療はお受けしていません。主治医の先生にご相談ください。
PET-CT検査を受けるにあたっての注意事項
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下記に該当される方は受診にあたり注意が必要です
- 植え込み型除細動器(ICD)を装着されている方の検査は当クリニックでは施行できません。
- 心臓ペースメーカーを装着されている方は機種によって販売業者の立会いが必要になります。
あらかじめ、担当の循環器内科医または販売業者にご相談をお願いします。ペースメーカー手帳も必ずお持ちください。
検査当日は保険証と依頼書をご持参の上、必ず来院時間にお越しください。
主治医の先生からお預かりいただいたフィルムがございましたら、一緒にお持ちください。
- 検査は問診から検査終了まで2時間程度要します。
- 検査時間に合わせて製造された、有効期限が非常に短い検査薬を使用しますので、来所時間には必ずお越し下さい。
※万が一、予約の日時にお越しいただけない場合は、前日までにご連絡下さい。
※重要
検査開始時刻の前、最低4時間は絶食でお越しください。
- 午前中の検査の場合は、当日の朝食は摂らずにお越しください。
- 午後からの検査の場合は、検査4時間前までに糖分・カロリーを控えたお食事をお済ませください。
- 水のみ検査直前までお飲みいただいてかまいません。
- 糖尿病治療中の方は、服薬・インスリン注射について事前に主治医とご相談ください。
- 血糖値が非常に高い状態ですと、正確な検査を行う事が難しい場合があります。主治医の指示に従って、お薬を服用ください。その他のお薬については制限はございません。
検査前(前日も含む)の力仕事や運動はお控えください。
- ガムを噛むことも顔面の筋肉の運動になりますのでご遠慮ください。
検査の流れ
印刷用PDF- 更衣
- 身長・体重の測定、問診を行います。
- 採血をし、血糖値の測定をします。
- FDGの静脈注射をします。
- 75分程度、安静室で安静にしていただきます。
- 検査前に排尿します。
- PET-CT/PET装置のベッドに横になり、約10分撮像します。
以上、問診から検査終了まで約2時間半程度かかります。
着替えについて
検査は検査着に着替えて行います。
荷物は全てロッカーに入れていただきますので、貴重品や必要以上の現金はお持ちにならないようにお願いいたします。
検査の安全性について
検査で用いる薬剤(18F-FDG)による副作用の心配はほとんどありません。
PET-CT検査では若干の放射線被ばくがありますが、放射線による体への影響が出るような線量ではありません。
妊娠中や妊娠の可能性のある方は、基本的に検査をお受けいただけません。また、授乳中の方は事前にご相談ください。