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日本人のがんによる死亡原因の第1位は肺がんです。男女別では、男性1位、女性では2位の死因となっています(平成27年人口動態統計)。
肺がんは早期発見が必ずしも容易ではなく、肺がんが発見された時点ですでに進行している場合も少なくありません。肺がんのリスクに心当たりのある方は積極的にチェックを受けることをお勧めいたします。
肺がんは進行の度合いによって治癒率に大きな差があることが知られていますので、出来るだけ早期の肺がんを見つけることが大切です。
※ 妊娠中の方・妊娠の可能性のある方は、CT検査を受けることができませんので、ご注意ください。
肺がんを発見するためにはいくつかの検査があります。その中でも特にCT(Computed Tomography)検査が優れていると考えられています。微小サイズの肺がんや、CTであっても淡くしか写らない早期の肺がんを詳細に描出するためには、できるだけ画像の解像度(分解能)の高いCTを使用することが望まれます。そのため、当クリニックでは高精度(320列)エリアディテクターCTによる病変の検出を行っております。
さらに、肺がんの中には気管や気管支の粘膜の中だけにとどまり、早期では腫瘍の形態をとらないタイプがありますが、こうした病変等の検出をカバーするために喀痰細胞診を検査項目に加えております。
一般的に腫瘍マーカーはがん診断の参考指標ではありますが、まれに腫瘍マーカーが先に増加して、その後に腫瘍が現れてくるタイプの肺がんがあり、こうした病変にも対応できるように、代表的な肺がん関連の腫瘍マーカーを検査項目に含めております。
一般的な健診として胸部レントゲン検査は今も推奨されている検査ですが、早期の肺がんは陰影が淡くて写らなかったり、小さくて写らない場合もあります。胸部レントゲン検査では見つかりにくいとされている早期の肺がんも、当クリニックの320列エリアディテクターCTによる高精度画像を使用することにより検出力が飛躍的に向上しています。
極めて淡い肺がん
以下の症状や、危険因子のある方は、肺がんドックの受診をお勧めいたします。また、最近、非喫煙者で無症状であっても肺がんが見つかる方が増えてきていますので、健診などの機会でチェックすることが大切です。
胸部CT検査で発見できる病気は肺がんだけではありません。肺疾患全般にとっても胸部CT検査は有用性の高い検査です。
人間ドック基本コースにオプション検査として追加することも可能です。
ドックの結果で分からない点、心配な点がございましたら、医師より結果説明をさせていただきますので、再度ご来院ください(完全予約制)。
必要があれば、結果説明後に医療機関をご紹介いたします。