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MRIは軟部組織のコントラストが高く靱帯や腱、半月板等の軟部組織を描出することができるモダリティーです。
当クリニックでは高磁場MRI装置3台を駆使して様々なご要望の検査に対応しております。そのうちの1台は最新の3.0T MRI装置でシーメンスメディカル社製の「MAGNETOM SKYRA」という装置です。この装置を、整形領域、特に関節を中心に使用することで、骨の浮腫性変化、靱帯や軟部組織の炎症等を感度良く描出し、整形領域で求められる分解能で画像作りが可能になりました。
※基本的に各関節に関してはSKYRAを使用して検査を実施しておりますが、体内金属のある方は安全性を考慮して1.5T装置で検査を実施する場合があります。その場合でもSKYRAの画像を標準にして全シーケンスを見直し最適化することで、1.5T装置でもSKYRAに肉薄する画像をお出しできるようになってきております。
撮影コントラストとしてはT2脂肪抑制法、T2、T1強調画像を全ての部位のルーチン撮影で使用し、各撮影部位ごとにコントラストの追加や撮影方向の追加をしています。
画像の二次元の分解能が1picx0.4mm以下の設定ですので微細な病変も描出できます。
今回はMRI検査が有用であった画像を様々なコントラスト画像を使用して紹介したいと思います。
骨軟骨剥離 T2強調
骨軟骨剥離 T2強調
骨軟骨剥離 T2強調脂肪抑制
半月板損傷 T2強調脂肪抑制
半月板損傷 T2強調脂肪抑制
前十字靱帯(正常)T2強調
前十字断裂 T2強調
前十字靱帯の損傷が疑われる場合は、前十字靱帯の走行に合わせた角度で撮影を追加します、大腿骨頭付着部~脛骨顆付着部までを一度に観察できます。
腱板断裂 T2強調
腱板断裂 T2強調
上腕二頭筋長頭腱損傷疑 T2強調脂肪抑制
当クリニックでは肩関節撮影のルーチンとして横断像、斜冠状断、斜冠状断に対する矢状断に加えて関節唇を詳細に観察するラジアルイメージングをルーチンとして検査を行っています。
ラジアルイメージング(ラジアルイメージングではクロストークが画像中心に出ます。)
変形性股関節症 T2強調脂肪抑制
大臀筋損傷 T2強調脂肪抑制
頚部骨折 T2強調脂肪抑制
頚部骨折 T1強調
当クリニックの股関節撮影ではルーチンとして冠状断、横断像の撮影に加えて関節唇描出のための斜矢状断の撮影をしています、依頼内容によってはラジアルイメージングを追加撮影する事もあります。
関節唇損傷(斜矢状断)
関節唇損傷(ラジアルイメージング)
腰椎ではルーチンに矢状断、椎間板ヘルニア所見に合わせた横断像を撮影していますが、分離症が疑われる所見がある場合は椎弓の分離を観察しやすい撮像を追加しています。
分離疑い所見 T2強調脂肪抑制
分離症プラン
分離症 T1強調
分離症 T2強調脂肪抑制
膝関節より薄い軟骨の手関節や足関節においてもしっかり描出できています。
骨折も骨髄浮腫だけでなく、骨折線や転位した骨片まで明瞭に描出できます。
TFCC損傷 T2強調脂肪抑制
TFCC損傷 T2*強調
三角骨骨折 T2強調脂肪抑制
□ TFCC損傷 + ○ 舟状骨骨折
橈骨骨折 T2強調脂肪抑制
橈骨骨折 T1強調
ガングリオン T2強調脂肪抑制
骨折 T2強調
軟骨剥離 T2強調
軟骨剥離+距骨骨髄浮腫
剥離軟骨の遊離 T2強調脂肪抑制
ATFL(前距腓靱帯)による裂離骨折 T1強調
長母趾屈筋腱鞘の腱鞘炎 T2強調脂肪抑制