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御池クリニックでは2025年11月より68PSMA-PET検査を実施しております。
PSMA-PET検査は、前⽴腺がん細胞の表⾯に「PSMA(前⽴腺特異的膜抗原)」というタンパク質が特異的に多く発現する性質を利⽤したPET検査です。
PSMAに結合する放射性同位元素を標識した薬剤(68Ga-ゴゼトチド)を体内に投与し、薬剤から放出される微量の放射線をPET/CT装置で測定することでがん細胞の位置を画像化します。
68Ga PSMA-PET検査で前⽴腺がんの転移有無を診断することで、放射線治療のひとつである放射性リガンド療法の適応判定に⽤います。

ノバルティスファーマ株式会社
[プルヴィクト®静注による治療を受ける患者さんとご家族の方へ]より引用
放射性リガンド療法は、薬剤を静脈注射で投与することで、体内でがん細胞に結合した薬剤から放出される放射線をがん細胞に照射する治療法です。2025年9⽉に国内でPSMAに対する放射性リガンド療法(RLT)⽤薬剤(プルヴィクト静注®)が承認されました。これは治療⽤放射性核種(177Lu)をつないだPSMAを標的とする薬剤です。
従来、前⽴腺がんに対する放射線治療には、体外から⾼エネルギーのX線をがんへ照射する外部照射(リニアック)や、放射性の⼩線源を前⽴腺内に直接埋め込み内部から放射線を照射する密封⼩線源治療が⼀般的でした。
しかし、これらの⽅法は限局した前⽴腺がんが治療対象です。
放射性リガンド療法は体内の離れた部位へ遠隔転移した前⽴腺がんを治療することが可能です。また、前⽴腺がん細胞にのみ結合するため、治療効果を最⼤限に引き出し、正常細胞が傷つくことで⽣じる副作⽤を抑えることが期待できます。
68Ga PSMA-PET検査で転移が確認された場合に、68Ga (診断⽤)から177Lu(治療⽤)とつなぐ核種を変えることで、PETによる診断(Diagnostics)と治療(Therapeutics)を⼀体的に⾏うセラノスティクス(Theranostics)として活⽤することができます。
当クリニックでは診断(Diagnostics)の部分であるPSMA-PET検査を担っていきます。
2025年9⽉にPSMA-PETに使⽤する薬剤が承認されました。
これらはPETで病変を特定するための画像診断に使⽤でき、去勢抵抗性前⽴腺癌に対するRLT(放射性リガンド療法)※としてプルヴィクト®静注を使⽤する場合の適⽤判定に⽤いることができる国内で唯⼀承認された医薬品です。当クリニックで使⽤するPSMA-PET⽤の薬剤は院内で調製したものを使⽤します。
関西圏で保険診療のPSMA-PET検査を実施している医療機関は数施設しかありません。
当クリニックでは2023年に導入した最新のPET/CT装置(Omni Legend32(GE社))でPET検査を実施しております。装置の性能を最大限に活かし、検査時間の短縮により、患者様の負担を軽減しながらも、高画質な画像の提供を目指しています。
当クリニックでの20年以上のPET検査における知見を、PSMA-PET検査に活かしてまいります。

GE HealthCare社より提供
所要時間は約2時間です。
68GaPSMA-PET検査の予約は医療機関からお申し込みいただけます。
検査をご希望の方は主治医へご相談ください。
受診者様個人からの直接のご予約はできませんのでご注意ください。
PSMA標的の放射性リガンド療法による治療は京都市内では京都府立医科大学附属病院ならびに京都大学医学部附属病院等で実施されています。
治療をご希望の方は上記医療機関にご相談ください。
御池クリニック(075-823-3000)