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3.0T装置では主に整形領域の撮影を中心に検査を行っています。
3.0T装置は1.5T装置と比べると分解能、S/Nが高い撮影が可能でそれぞれ理論上は2倍優位と言われています。
各種専用コイルを導入しているため(膝関節・肩関節・手関節・肘関節) 以前より受診者が無理のない姿勢での検査が可能になり体動が減少しモーションアーチファクトの少ない画像が撮影できています。
当所の整形領域での分解能は2.0~2.5mmのスライス厚でピクセルサイズは0.25前後という設定での撮影をしています。
手関節専用コイルでは感度域が狭いが高いS/Nが魅力です。
T2強調画像
T2スター強調画像
微小な骨損傷も高いコントラストで描出できています。
T2脂肪抑制強調画像
T1強調画像
膝関節撮影画像です。S/Nが高いため低信号で描出される骨軟骨と半月板が共に高コントラストに描出された画像が撮影できています。
特にMRI乳腺ダイナミック検査では高分解能と高コントラストが要求されるため1.5Tより3T装置の方が画質と検査の質を格段に向上させることができます。 この部位は受診者の体型の違いで脂肪抑制効果が得られにくい場合がありましたが新機種では均一性の高い脂肪抑制効果を得られるようになりコントラストの高い画像が提供できるようになりました。
乳腺ダイナミック
上腹部MRCP
女性骨盤